こんにちわ。
ヴォイトレ・マスター® MASAYO.です。
本日は「【重要】ミックスボイスのチェックポイント!自分の声のバランスをチェック!」についてシェアしていきます。
目次
ミックスボイスとは
ミックスボイスとは、低音から高音、高音から低音、どこの音へ移動しても、同じバランスでブリッジなくコネクトできる良いバランス状態の声の事です。
自分の声をチェックしてみる!
自分の声のバランスをチェックしてみましょう。声のバランスはどうなっていますか。
まず最初にチェックするべきポイントはどこ?
自分の声がミックスボイスになっているかどうかチェックするポイントはどこだと思いますか?例えば、発声で使う音階スケールの中で、まず真っ先にチェックすべきポイントはどこでしょう?
ファーストノートをチェックしてみよう!
歌のフレーズでも同じことが言えますが、ブレスをとってから次のブレスをとるまでが、ひとつのフレーズです。
ブレスをとった後、一番初めに出す音、声のバランスをチェックしてみてください。
ファーストノート(一番初めの音)の声帯閉鎖バランスが良い状態であれば、次のブレスをとるまでは声帯振動が安定して、ブリッジなく自由にコントロールしやすくなるはずです。
声のバランスの違い
同じ【ド】という音でも、チェロとバイオリンでは音の響きが違いますよね。
自分の声が、LOW(低音)成分が多い状態なのか、High(高音)成分が多い状態なのか、バランスが良い状態の声なのかチェックしてみましょう。
声のバランスが崩れるときは、ファーストノート(一番初めの音)の声の成分が違うことが多いです。
ファーストノート:Low成分が多い状態
ファーストノート(一番初めの音)に、Low(低音)成分が多いと【深み】と【強さ】が出ます。声帯閉鎖が良いバランスで強い状態の場合は、ハードミックス(強いミックスボイス)となり、パワフルな声となります。
しかし、声帯閉鎖バランスが不安定な状態で、Low成分が多すぎると too Low(低音が強すぎ)になってしまい、高音へ移行ができなくなってしまいます。
地声を張りすぎて出してしまう状態、Pulling Chest(プリングチェスト)となってしまいます。
ファーストノート:High成分が多い状態
ファーストノート(一番初めの音)に、High(高音)成分が多いと声の【薄さ】と【細さ】が出ます。
極端にHigh成分を多くしてしまうと、最近、日本のポップスで使われている声ですが、声帯閉鎖が安定していたとしても子供っぽい声に聞こえてしまうことが多いです。too Light Mix(ライトミックス)の状態です。
声帯閉鎖がゆるい状態で息漏れが多い場合は、声楽的な裏声の発声となります。
編集後記
自分の声が現在どういう状態にあるのか、まずはファーストノートの声で判断してみましょう。ファーストノートの声でそのまま低音から高音へ安定してコネクトしている場合は、MIX(ミックス)状態、ミックスボイスであるといえるでしょう。ただし、Mixにもtoo Light Mix,Light Mix,Hard Mix,too Hard Mixなどもあります。どの声が自分に適しているのか、楽曲に合わせてコントロールできるようになると表現力も大きく変えていけるので、とても楽しくなっていきます。