こんにちわ。
ヴォイトレ・マスター® MASAYO.です。
「声が重い、声がこもってしまう方には必見!本日は、海外アーティストへの発声練習法、英語でヴォイスエクササイズ」についてです。
目次
声が重い、声がこもってしまう場合
声が重い、声がこもってしまう場合は、症状、声の状態によって考えられる原因は違います。
その原因を明確に見出してから、声の調整方法(ヴォイストレーニングメニュー)を完全オーダーメイドでトレーニングしています。
海外アーティスト(アメリカ人)へのヴォイストレーニングメニュー
私は、日本人だけでなく海外の方々にも、ヴォイストレーニングを指導しています。
本日は、海外アーティスト(アメリカ人)へヴォイストレーニングをしていましたので、実際にレッスンで行ったことを少しご紹介します。
ファースト・ヴォイスチェック 問題点2つ
まず初めに、教え子とのなにげない会話のなかから、話し声の状態を把握。
そして、鍵盤を使って、声の状態を細かくチェックしていきます。
このなかで、最も気になる点だったのは、2つです。
風邪が治りかけで、ほぼ完治の状態ではあるけれど・・・
◆「声が全体的に重い状態」
◆「声がこもりやすい」
ヴォイトレ・マスター プログラム
風邪気味のときは、身体全体が重くなるのと一緒で、全体的に声が重くなったりします。
このときは、声帯がむくんでいる状態でした。
■声帯がむくむ=声帯の弦が太くなる=声が低くなる、声帯の動きが悪くなる
声帯の状態を良くするためには、声帯をスムーズに動かす必要があります。
声帯リセット More kick “k” Staccato
【口腔内、舌の動きをスムーズ 】+【 声帯バランスコントロール】
鍵盤を使って、スケールに合わせて、koo (ク)という発音をしてもらいます。
できるだけ、一瞬で「クッ」という感じでスタッカートで発音。
このスタッカートがとても大切。
声帯が無駄のない動き【声帯リセット】となります。
一瞬で声帯コントロールできるようになってきます。
“Neh” Nasal
色々な発音、スケールを組み合わせて、ロジカルに声帯をスムーズに動かしていくと、声帯のむくみがとれてきます。
そうすると、話し声もこもった声から、はっきりとしたクリアな声になっていきます。
声の成分が、Low(低音)のバランスが強くなっていましたので、さらに改善していきます。
少しアニメっぽい声(高め)に発声することで、High(高音)の成分が強くなって、全体的なバランスが良くなっていきます。
◆Nasal sound
Nasty
声帯のむくみから、声帯閉鎖が弱くなっていましたので、声帯閉鎖を強くしていくためのヴォイストレーニングメニューをしていきます。
◆Nasty
汚い発音、濁点がつくような発音にすることによって、声帯閉鎖が強くなり、かなりハッキリとした通る声と安定感がついてきます。
Especially high notes
風邪をひいて、低音感が強くなっていたこともあるので、特に高音を捉えるときには、アクセントをいれるようにした方がいいです。高音の輪郭がはっきりとクリアになっていきます。この時も大切なのは、スタッカートでトレーニングすることです。
まとめ
本日は、海外アーティストへのヴォイストレーニングメニューを一部紹介しましたが、日本人でも同じです。
ただし、同じような声の状態でも、その時々によって、問題点が違う場合があります。問題点が違うと、もちろん練習方法も変わります。
まずは、正しい判断をして、それからどうトレーニングをしていく必要があるかを、ロジカルに進めていくことが、上達への近道です。