こんにちわ。
ヴォイトレ・マスター® MASAYO.です。
本日は、「声がこもってしまう」改善法、ヴォイス・エクササイズについてです。
声が前に出づらい、こもってしまう。相手に、言葉も、思いも伝えたい。
手に入れたいのは・・
■歌手だったら、歌詞がリスナーに届く声。
■仕事では、プレゼンテーションで伝わる説得力のある声。
■日常生活の中では、友人、家族、恋人に伝わる声。
目次
なぜ、声がこもってしまうのか
声がこもってしまう人の特徴として、考えられる原因はいくつかあります。
まずは、自分がどのタイプで、どういう状態なのかを、一緒にチェックしていきましょう。
口腔内をチェックしてみましょう
言葉は、声帯の振動によって作られた原音が、口腔内(口の中)を通り、形成されています。
鏡を持って、口腔内をチェックしてみましょう。
口を開けたときに、舌の真ん中がくぼんで、舌がスプーン状になっていれば、大丈夫です。
舌の真ん中が盛り上がっている場合は、舌に力が入っている状態。
スプーンの裏側みたいな感じ。
舌の真ん中が盛り上がっているということは、口腔内のスペースが狭くなり、口から言葉が出るスペースが狭くなるので、言葉が出ず、奥にこもりやすくなります。
改善法
舌の真ん中に、飴を乗せてリラックス状態を作りましょう。
舌がスプーン状になっていれば、飴が転がることはありません。
転がってしまうようであれば、舌の真ん中が盛り上がってるということになります。
自宅で練習できる!簡単ヴォイス・エクササイズ
ヴォイス・エクササイズ①
舌の真ん中に、飴を乗せてkeepできるようになったら、そのままの状態で、発声をしていきます。
「あーーーーーーーーーー」
声を伸ばしても、飴が転がらない状態になればOK!
できるようになってきたら、声を伸ばしている秒数を計ってみましょう。
毎回コンスタントに、同じ状態を作れるようにしていくのが良いです。
例えば、10秒間できた!となったら、
10秒間を5回連続できるようにしてみてください。
それができるようになったら、
プラス1秒伸ばして、11秒間×5回、「あーーー」を、安定して出せるようにしましょう。
それができるようになったら、さらに1秒プラスという形で少しずつ進めていくと、
できる時とできない時の差がなくなり、意図的に声をコントロールできるようになっていきます。
初心者は、このエクササイズをする際は、飴を常に舌の上に乗せて練習するのが良いです。
飴を乗せなくても、舌がスプーン状を保てるようになったら、飴を外して、練習をしても大丈夫です。
たまに、飴を乗せて、舌の状態を確認することも、おすすめ致します。
ヴォイス・エクササイズ②
「お」と「う」も、同様に練習しましょう。
「おーーーーーー」
「うーーーーーー」
練習時のポイント
但し、「お」と「う」は、母音の特性で、こもりやすくなります。
実際、「あ」、「お」、「う」を発声してみると違いが、分かりますよね。
「あ」は、日本語の母音の中でも、広い母音に位置するので、口も大きく開けますし、声が前に出やすいです。
「お」と「う」を発声するときに、注意するべき点は、唇の形をあまり変えないことです。
特に、「う」の場合は、極端に口を突き出してしまうと、声の出どころが狭くなってしまいますので、声が出づらくなってしまいます。
初心者は、練習の際、「あ」の唇の形を基準にして、「お」と「う」も、できるだけ同じ唇の状態で、発声するようにすると良いです。
まとめ
声がこもってしまう人は、まずは、声を前に出すことから改善していくのが、最善策です。
その後、舌の動きを早くする練習していくと、さらに滑舌が良くなっていきます。
自分の声の状態を把握しながら、練習すると、意図的にヴォイスコントロールができるようになります。
ヴォイス・エクササイズで、届く声を作っていきましょう。