こんにちわ。
ヴォイトレ・マスター® MASAYO.です。
本日は、歌手、声のプロフェッショナルの悩み、<第1位>【ブリッジ(喚声点)】、ブリッジの核となる仕組みを、紐解いていきます。重要知識編です。
ブリッジ、ブリッジエリアについては、ブリッジ基礎編で説明しました。
まだ、ブリッジ基礎編を読んでない方は、先に読んでから、こちらのブリッジ重要知識編に入ってください。
【ブリッジ基礎編】
http://voicevocal.com/masayoblog/bridge1/
【ブリッジ基礎】ブリッジ(喚声点)とは何か? 自分のブリッジエリアを、明確に把握できる簡単な方法 | MASAYO.ヴォイトレ・マスター®プログラム(MVP)公式ブログ
目次
[ブリッジ重要知識]
なぜ、ブリッジ(喚声点)ができるのか?仕組みと原因を見抜くことが重要!
ブリッジ基礎編でも書いたように、ブリッジとは、出しづらい音。ブリッジエリアは、出しづらい音域。
さて、今回は、さらに、ブリッジの核となる仕組みについて紐解いていきましょう。
そもそも、声となる音は、どこで作られるのか?
先に、答えから。「声帯」です。
声帯で出来上がる音は、[原音]と呼びます。ブザー音のような音です。
声帯振動数によって、音程が決まります。
声帯振動、原音についての説明は、【声帯の動き、声帯原音のメカニズム】に掲載しました。
【声帯】声帯の動き、声帯原音のメカニズム | MASAYO.ヴォイトレ・マスター®プログラム(MVP)公式ブログ
なぜ、ブリッジができるのか?仕組みを把握することが重要。
結論から、言いましょう。
ブリッジができるのは、声帯振動数が不安定になっている証です。
声帯振動数によって、音の高さが決まります。
低音:声帯振動数が少ない
高音:声帯振動数が多い
例えば、よく起こりやすいパターンとしては、低音から高音へ移動していく途中で生まれるブリッジエリア。
低音の声帯振動数が少ない状態から始まって、高音へ移行するときは、声帯振動が早くなり、声帯振動数が多くなっていきます。
その過程で、声帯振動数がスムーズに変化していけば、低音から高音へスムーズにコネクトしていきます。
声帯振動が不安定になると、急に音程が変わって、バランスを崩してしまう訳です。それが、ブリッジの仕組みです。
どうしたら、声帯振動を安定させることができるのか?
では、どうしたら、声帯振動を安定させることができるのか?
つまり、ブリッジをなくすためには、どうしたら良いのか?という事にもなります。
声帯振動は、声帯の2枚のヒダが、閉鎖して、1本の弦として振動が起こります。
この声帯閉鎖バランスが、非常に重要になってくるのです。
声帯閉鎖バランスが安定すれば、1本の弦として声帯振動が起こり、安定した音程が出ます。
声帯閉鎖バランスが崩れれば、1本の弦としての状態が保たれなくなり、不安定な音程がでます。
つまり、ブリッジが生まれているという事は、声帯閉鎖のバランスが崩れているからという事になります。
ブリッジを克服したいと思っている方は、声帯閉鎖を安定させれば良いという事です。
まとめ
[ブリッジ重要知識]なぜ、ブリッジ(喚声点)ができるのか?仕組みと原因を見抜くことが重要!
歌手、声のプロフェッショナル悩み、第1位【ブリッジ(喚声点)】で悩んでいる方は、どうしてブリッジができてしまうのか、ブリッジの仕組みと原因を理解することで、自分の状態が把握できるようになります。
ブリッジ重要知識編、終了です。
ブリッジ診断編では、さらに掘り下げていきます。あなたのブリッジは、どこに大きな問題があるのか、どういう声のタイプなのかを診断していきます。